買い物帰り、電車の中で若い女性が袋から絵コンテを出して読み始めた。
私は恥ずかしくて電車の中でコンテを出した事はないが
彼女は昔の私の姿。
若く夢と希望にあふれ、ギャラが少なくても、ハチャメチャなスケジュールでも
面倒臭いカットばかりでも「いつかはきっと!」と思っていた頃。
懐かしい気持ちと彼女若さを羨む気持ち。
「君は末永く頑張れよ」
と勝手に心の中で応援しながら彼女の事を見てました。
アニメ業界に懐かしさや思い出す事は沢山あるけれど、不思議と後悔や未練の気持ちは一切無い。確かに面倒臭いけれど制作するのは苦痛じゃない。でも他人の企画・演出の他人の作品の制作に関わる事はもう無いでしょう。それは私のやりたい事ではないと知っているから。
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