四十にして

「四十にして惑わず」の言葉が身にしみる年頃だからでしょうか

いま私は右往左往しています。


20代の頃「絵で仕事がしたい!」と思い、親の反対を押し切り

アニメーション制作の世界に飛び込みました。

時々、学校で講師の仕事もしつつ

ここまでどっぷりとアニメ関連業界で仕事をしてきましたが

ここ数年で迷いが出てきて、その気持ちは仕事をするにつれ

徐々に大きくなり、ついに筆が重たくなりました。


初めて入社したアニメ会社の社長が話してくれた事を思い出しました。

「オレも40歳過ぎてこの仕事辞めたいと思ったけど、その時にはもう手遅れで

他に良い仕事も無いし、辛くてもこの世界でやらなくちゃいけないんだ。」


私はちょうどその年頃です。気がつくと近眼だったはず眼に老眼の兆しが。

徹夜をする体力も精神力もだんだんと衰えてます。

ここが潮時。もし次の生活を考えるならば、道を変えるのは今しかない。

そう考えて、仕事を少しづつ減らしてきました。


只今、まったく別の職種への就活中です。

でもやはり絵を描くことは非常に楽しい。

どんなに落ち込んでも、落書きをすれば時間を忘れ没頭してしまう。

だとえどんな仕事に就いても、絵を描くことはだけは止めませんよ。

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